YAMAHA ギターエフェクター DDS-20M デジタルディレイ
2024年08月06日 11:51
YAMAHA のギター用コンパクトエフェクター
YAMAHA といえば有名な楽器メーカーですが、かつてギター用のコンパクトエフェクターを販売していたことをご存知でしょうか?(現在はしていません。)実は僕は YAMAHA 製のエフェクターが存在することを知らなかったのですが、近所のリサイクルショップで偶然見かけたのがきっかけで初めて手にしました。値段が安かったので試しに買ってみたのですが、そのレトロな雰囲気にすっかりハマってしまいました。YAMAHA のエフェクターは外観が他のメーカーとは違い個性的なものが多く、音も独特で味わい深いのです。それ以来、中古品を売っている実店舗やネットオークションなどで YAMAHA のエフェクターを見かけるたびに気になってコツコツと集めてきました。(比較的安い値段で売られています。)このブログで僕が所有しているものをご紹介していきます。
丸みのある暖かいディレイ
今回はデジタルディレイの DDS-20M をご紹介します。
ギタリストにとってディレイペダルはサウンドの幅を広げる強力なツールです。演奏した音を遅らせて再生するエフェクターで、空間感やリズムのバリエーションを加えることができます。短めのディレイタイムを設定すれば、まるで複数人で演奏しているような音になります。逆に、長いディレイタイムを設定すれば幻想的なサウンドを生み出すことが可能です。
YAMAHA DDS-20Mは、ショート、ミドル、ロングの3つのディレイモードを備えています。それぞれのモードは異なるディレイタイムを提供し豊かなサウンドスケープを作り出すことができます。しかし、このペダルが特に魅力的なのは音色です。DDS-20Mのディレイは現代的なアタック感の強い硬質な音ではなく、丸みのある暖かい音が特徴です。この優しい音色は特にアンビエントやダブなどのジャンルでその真価を発揮するのではないでしょうか。
サンプラーとしての機能もあります。しかし正直これは使い勝手が悪いです。重ね録りしたり再生音のスピードとピッチを変更したりできますが、録音時間をつまみで指定するので少々扱いにくいです。ルーパーのような感覚で使用するには不向きと言えるでしょう。フットスイッチを踏んでいる間、録音した内容が繰り返し再生される仕様です。特定のリズムパターンやフレーズを繰り返す際には役に立ちます。しかし、その操作性から多くのギタリストはこの機能をあまり利用しないでしょう。それでも、サウンドの実験やライブでのユニークな効果を求めるならサンプラー機能も試してみる価値があります。DDS-20M はすでに生産終了していますが興味があれば中古楽器店やフリマアプリなどで探してみてはいかがでしょうか。
DDS-20M
EFFECT LEVEL
原音に対するディレイ音のレベルを設定します。
FEEDBACK
ディレイ音の繰り返し回数を設定します。
MOOD
S ⋯⋯ ショートディレイ
M ⋯⋯ ミドルディレイ
L ⋯⋯ ロングディレイ
R/P ⋯⋯ サンプラーの録音をするポジション
P ⋯⋯ サンプラーの再生をするポジション
DELEY TIME
S, M, L 各レンジの範囲内でディレイタイムを設定します。
YouTube に動画を投稿しているので音を聴いてみてください。
↓
YAMAHA ギターエフェクター DDS-20M DELAY 3つのモード(ショート、ミドル、ロング)を比較
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エフェクターの音は Studio One で録音しました。
Studio One とは DAW(音楽制作ソフト)です。
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