
音楽活動再始動に向けて! アナログ世代のための自宅録音の第一歩
2025年06月18日 14:53
この記事はこのような方におすすめです。
宅録(自宅録音)に興味があるけど、何から始めればいいかわからない
マイクとか機材を揃えないとダメだと思っている
昔、音楽をやっていたけどブランクがある
パソコンにちょっと苦手意識がある
そんなあなたに向けて、「宅録初心者でも安心して踏み出せる第一歩」をお伝えします。
宅録は必要な機材を全部揃えてから始めるものではありません。
じつは、パソコン1台だけでもスタートできます。
「え? そんな簡単でいいの?」
そう感じたあなたこそ、この記事を最後まで読んでほしいんです。
「宅録」って何? 何ができるの?
「宅録」って聞いたことありますか?
自宅で、自分のペースで音楽を録音・編集することを言います。
スタジオに行かなくても、パソコンがあれば音楽制作ができる。これが宅録の最大の魅力です。
昔はカセットMTRなどを使って録音していた方も、今ではパソコンとシンプルな機材で同じことができます。
自分の曲を録りたい、歌を残したい、そういう気持ちがあれば、宅録はあなたにとって現実的な手段です。
必要なのは「音を録る環境」だけ
「でも、宅録ってすごくお金がかかりそう…」
そんなふうに思っている方も多いかもしれません。
でも、実はパソコン1台でも宅録はスタートできます。
もちろん、後からマイクやヘッドホン、インターフェイスといった機材を買い足していくと、音質はよくなっていきますが、最初から全部そろえる必要はありません。
宅録に必要なのは「音を録る環境」だけ。そして、音を録るにはソフトが必要です。
宅録にはソフトが必要? 「DAW」とは?
パソコンで音を録るのには「DAW(ダウ、またはディーエーダブリュー)」というソフトを使います。
これは「Digital Audio Workstation」の略で、録音したり、録音した音を重ねたり、エフェクトをかけたりするためのソフトです。
昔のテープデッキやMTRの進化版といってもいいかもしれません。
曲を形にするための作業机のようなものです。
DAW には、いろいろなものがありますが、初心者におすすめなのが
「Studio One(スタジオワン)」です。
僕がStudio Oneを勧める理由
Studio Oneは、直感的に使いやすく、画面もわかりやすいのが特徴です。
専門的な知識がなくても、録音・再生・編集といった基本操作がスムーズにできます。
最新版の、Studio One Professional 7 は、アカウント登録をすればデモ版を30日間使うことができます。
無料でじっくり試せるので、「宅録ってこういう感じなんだな」という感覚を、実際に触りながらつかめるのがうれしいポイントです。
Studio Oneのインストールの際の注意点
公式サイトからダウンロードすれば、すぐに体験を始めることができます。
しかし初心者は最初のインストールで、いきなりつまずくかもしれません。
Studio One には基本のソフト以外にも付属のコンテンツがたくさんあります。
最初は「推奨インストール」を選べばOKです。
宅録初心者にとっては、これが最も手軽で安全なスタート方法です。
Studio Oneにはループ素材やサンプル、エフェクトなどがたくさん付属しています。
しかし、容量の少ないパソコンにすべてインストールしてしまうと、動作が重くなったり保存領域が足りなくなることもあります。
だから、必要な分だけ選んで入れるのがポイントです。
基本的な録音や編集を体験するだけなら、最小構成でも十分に楽しめます。
宅録に必要な機材は、とりあえずパソコン1台
意外かもしれませんが、最初の一歩に必要なのはパソコン1台だけ。
内蔵マイクを使って、自分の声を録ってみるだけでも、立派な宅録体験です。
そして、「もっといい音で録りたいな」と思ったタイミングで、マイクやインターフェースなどの機材を買い足せば大丈夫です。
宅録は、すこしずつ育てていける趣味でもあるのです。
僕が選んでいる機材(実例紹介)
オーディオインターフェイス
→ AudioBox GO: 安いのに録音に必要な機能は一通りそろっています。とても軽くて小さいので持ち運びにも便利です。
→ Revelator io24:配信にも使えるループバックという機能がついています。ヘッドホン
→ audio technica ATH-M50xWH:この価格帯では非常に高品質です。クリアな音と快適な装着感が魅力です。
どれも初心者の方にとって「これなら使えそう」「安心して始められる」と感じてもらえる機材です。
アナログ世代でも大丈夫 少しずつ慣れていこう
宅録には、難しそうな用語がいくつか登場します。
「MIDI(ミディ)」「レイテンシー」「バッファサイズ」といった専門用語は、最初はまったく意味が分からなくて当然です。
僕のレッスンでは、こうした言葉を無理に覚える必要はないと伝えています。
実際には、「あれ?音が遅れて返ってくるな」と感じたときに対処法を知っていれば十分です。
大切なのは、「できないこと」ではなく「やってみたい気持ち」です。
仲間が背中を押してくれる
「同じ世代の人が、YouTubeで楽しそうに宅録しているのを見て、やってみたくなりました」
ある40代の方が、そんな言葉をくれました。
音楽仲間の後押しや、SNS・動画を通じて刺激を受けることが、宅録を始めるきっかけになるケースはとても多いです。
あなたの背中を押してくれるきっかけは何でしたか?
ある方は、お子さんとの何気ない会話がきっかけでした。
「お父さんって、昔バンドやってたんでしょ? 音楽は、もうやらないの?」
その言葉に、ふと胸がざわついたそうです。
過去の自分を思い出す瞬間って、背中を押す力になります。
思い切って始めてみたら、とても楽しかったそうで「なんでもっと早くやらなかったんだろう」と笑っていました。
昔とは違って、今はもっと手軽に、もっと自由に、音楽が作れる。
それに気づいたとき、宅録が一気に身近に感じられたそうです。
宅録は、気持ちが動いたその瞬間から始められます。
その「やってみたい」という気持ちが湧いたときが、あなたの始めどきです。
あなたの「つくりたい」を応援します
宅録は、決して特別な人のための趣味ではありません。
パソコンひとつあれば、今日からでも音楽制作の世界に触れることができます。
もし不安を感じたら、「焦らなくて大丈夫」という言葉を思い出してください。
できることから、少しずつ。そして、自分のペースで進んでいきましょう。
音楽と向き合うその時間が、あなたにとって特別なものになりますように。
「挑戦してみたいけど、一人では不安」
「やりたい気持ちはあるけれど、どう進めればいいかわからない」
そんな方には、対面・オンラインでのマンツーマンサポートも行っています。
パソコンに不慣れでも大丈夫です。
あなたの「つくりたい」を、全力で応援します。どうぞ、お気軽にご相談ください。
※この記事は note でも読めます。